ネットオークションをマーケティングに
オークションサイトには、ありとあらゆる品物が溢れている。多種多様な趣向や感性、価値観を持った老若男女が、好みの品を求めて集まる場所になっている。人間の物欲を推し量るための場として、これほど最適な所は他に存在しないと思える。メーカーは多額の予算を掛けて、様々なマーケティングを行い、リスクを出来るだけ低くして商品を開発したり、販売戦略を立てなければならない。その一端を担う情報源としてオークションは最適なマーケティングの場だと思う。
現在の売れ筋商品からは消費者のニーズを知ることができる。また、同様な商品の中でも人気不人気の差が、どこにあるのか検証も可能だと思う。
例えばブルーレイレコーダーだと、基本性能にさほど違いがなくても、入札者が圧倒的に多い商品もある。、複数チャンネル録画機能や外付けディスク等の拡張性など、細かく見て比較していくと、ユーザーのニーズや生活パターンが見えてくる。
ファッション関係も、昔ほど「右へならえ」的な爆発的な流行はなくても、消費者好みのデザインは多くの入札を得ていることが、入札者の数で簡単に判ってしまう。
新製品以外の旧製品でも、様々な消費者の動向が見えてくる。メーカーが販売を終えた製品でも、人気が衰えない商品は、オークショでしか手に入らないプレミア商品として高値で取引されている。そのような動きは、メーカーをも動かす力を持っている。スニーカなどが良い例だと思う。昔人気の製品の復刻版が再販される状況を見ていると、商品に対する消費者の意識までも読み解くことができると思う。
プレミア商品をオークションで絶対手に入れたいと思う入札者は、モノに対するこだわりが、人一倍強い人達だろうし、そのような人たちがプレミア商品を、生み出す現況になっているのだと思う。
今インターネットは、様々なマーケティング情報の集積の場として利用されている。その中でもオークションは、リアルな本気の消費者ニーズを知る場として有効な情報源だと思う。